急性毒性
経口
GHS分類: 分類できない データ不足のため分類できない。ラットを用いた強制経口投与による反復投与毒性・生殖発生毒性試験 (OECD TG 422, (厚労省既存化学物質毒性データベース (Access on July 2016)、環境省リスク評価第7巻 (2009)) の知見からは、LD50値は > 1,000 mg/kg と考えられ、区分4以上と推察されるが、この情報のみでは区分を特定することはできない。 なお、以下の健康に対する有害性に関する項目については、構造異性体である2,3-ジクロロトルエン (CAS番号 32768-54-0)、及び2,4-ジクロロトルエン (CAS番号 95-73-8) も参照のこと。
経皮
GHS分類: 分類できない データ不足のため分類できない。
吸入:ガス
GHS分類: 分類対象外 GHSの定義における液体である。
吸入:蒸気
GHS分類: 分類できない データ不足のため分類できない。
吸入:粉じん及びミスト
GHS分類: 分類できない データ不足のため分類できない。
皮膚腐食性及び皮膚刺激性
GHS分類: 分類できない データ不足のため分類できない。
眼に対する重篤な損傷性又は眼刺激性
GHS分類: 分類できない データ不足のため分類できない。
呼吸器感作性
GHS分類: 分類できない データ不足のため分類できない。
皮膚感作性
GHS分類: 分類できない データ不足のため分類できない。
生殖細胞変異原性
GHS分類: 分類できない データ不足のため分類できない。すなわち、in vivoのデータはなく、in vitroでは、細菌の復帰突然変異試験、哺乳類培養細胞の染色体異常試験で陰性である (厚生労働省化学物質毒性試験報告 (Access on August 2016))。
発がん性
GHS分類: 分類できない データ不足のため分類できない。
生殖毒性
GHS分類: 区分2 ラットを用いた強制経口投与による反復投与毒性・生殖発生毒性試験 (OECD TG 422) において、親動物に活動性低下、体重増加抑制がみられる用量 (300 mg/kg/day 以上) で母親動物に哺育不良、児動物に新生児生存率の低下が認められた (厚労省既存化学物質毒性データベース (Access on July 2016)、環境省リスク評価第7巻 (2009))。以上より、ガイダンスの判定基準に従い本項は区分2とした。
特定標的臓器毒性(単回ばく露)
GHS分類: 分類できない データ不足のため分類できない。
特定標的臓器毒性(反復ばく露)
GHS分類: 分類できない ヒトに関する情報はない。 実験動物については、ラットを用いた強制経口投与での反復投与毒性・生殖発生毒性併合試験 (OECD TG 422) において、小葉中心性肝細胞肥大及び曇りガラス様変性、近位尿細管内の空胞及び脂肪変性等が認められたが、区分2の範囲外であった (厚労省既存化学物質毒性データベース (Access on July 2016)、SIDS (2002)、環境省リスク評価第7巻 (2009))。他に分類に利用可能なデータは得られなかった。したがって、データ不足で分類できないとした。
吸引性呼吸器有害性
GHS分類: 分類できない データ不足のため分類できない。