急性毒性
経口
ラットのLD50値として4件のデータ[ 1.35 g/kg (PATTY (5th, 2001))、2200 mg/kg (JECFA WHO FOOD ADDITIVES SERIES 48 (2002)、PATTY (5th, 2001)、HPV EPA (2001))、3400 mg/kg (JECFA WHO FOOD ADDITIVES SERIES 48 (2002)、PATTY (5th, 2001)、HPV EPA (2001))、3500 mg/kg (HPV EPA (2001))]。(GHS分類:区分外)
経皮
ウサギLD50値 >2000 mg/kg (HPV EPA (2001))かつ、死亡なし。(GHS分類:区分外)
吸入
吸入(粉じん・ミスト): ラットで1000 ppm/8hrs(5.57 mg/L/8h)のばく露で死亡はなく、 LC50値は >1000 ppm/8hrs (4時間換算: >1410 ppm(7.8mg/L))(HPV EPA (2001))。なお、試験は飽和状態で実施されたとの記載があるためミストの基準値を適用した。(GHS分類:区分外)
吸入(蒸気): データなし。(GHS分類:分類できない)
吸入(ガス): GHSの定義における液体である。(GHS分類:分類対象外)
皮膚腐食性・刺激性
ウサギを用いた試験で、irritation score が3(最大値は10) の記述(PATTY (5th, 2001))があり、、軽度の刺激性。(GHS分類:区分外)
眼に対する重篤な損傷・刺激性
ウサギの試験で、刺激性のスコアーが1(最大値は10) で眼に対する損傷は最小であったとの記述(PATTY (5th, 2001))があり、軽微な刺激性。(GHS分類:区分外)
呼吸器感作性又は皮膚感作性
皮膚感作性:ウサギを用いた非閉塞試験で、ばく露2時間、4時間後に紅斑は観察されなかった、2回目のばく露24時間後に、ごく軽度の紅斑が見られ、連続ばく露に伴って発赤が増加した。6回ばく露後には、中~重度の浮腫が見られたとの報告(PATTY (5th, 2001))があるが、試験の詳細な記載がなく感作性試験として疑義がある。(GHS分類:データ不足で分類できない)
呼吸器感作性:データなし。(GHS分類:分類できない)
生殖細胞変異原性
iin vitro 試験では、エームス試験で陰性(JECFA WHO FOOD ADDITIVES SERIES 48 (2002)、NTP DB (Access on Oct. 2010)、HPV EPA (2001))の報告がある。(GHS分類:in vivo 試験のデータがなく分類できない)
発がん性
データなし。(GHS分類:分類できない)
生殖毒性
データなし。(GHS分類:分類できない)
特定標的臓器・全身毒性(単回ばく露)
データ不足。なお、ラット、マウス、ウサギ、モルモットによる急性経口毒性試験で、いずれもLD50値は2000mg/kgを超えた用量であり、死亡動物の毒性症状として、呼吸促進、立毛、筋協調不能、後肢の進行性麻痺、激しい痙攣など中枢神経系への影響が認められ、呼吸困難により死亡に至った(HPV EPA (2001))。(GHS分類:分類できない)
特定標的臓器・全身毒性(反復ばく露)
データなし。(GHS分類:分類できない)
吸引性呼吸器有害性
データなし。(GHS分類:分類できない)