γ-デカノラクトン 化学特性,用途語,生産方法
外観
無色~微黄色の液体
物性
無色の液体, 沸点 (℃): 281, 溶解性: アルコール、油類に可溶、水に不溶.
定義
本品は、次の化学式で表される有機化合物である。
特徴
人間の体臭を構成する成分として様々な炭素数のγ-ラクトンが存在し、またγ-ラクトンはいずれの炭素数においても男性より女性の放散量が多いことが知られており、γ-ラクトンの中でも炭素数10(C10)のγ-デカラクトンと炭素数11(C11)のウンデカラクトンの放散量は若年女性(10-20代)に顕著に多く、これらの香りが若年女性特有の甘い香り成分であること、加齢とともに減少していくことが明らかにされています。
γ-ラクトンの放散量は、月経周期における排卵4日前から排卵日までの期間にかけて卵巣から分泌される女性ホルモンの一種であるエストロゲンの分泌量が増加するとともに多くなる傾向がみられることから、γ-ラクトンの生成にはエストロゲンの分泌が関連していることが示唆されています。
分布
γ-デカラクトンは、ピーチ、マンゴーなどの果実類やバター、ビール、ラムなど天然に広く存在しています。
用途
有機合成原料。
化粧品の成分用途
香料
化粧品応用
ピーチ様フルーティ香の賦香; 主にこれらの目的で、シャンプー製品、ボディソープ製品、デオドラント製品、シート製品などに使用されています。
安全性評価
γ-デカラクトンの現時点での安全性は、:
皮膚刺激性:濃度10%以下においてほとんどなし 眼刺激性:詳細不明 皮膚感作性(アレルギー性):濃度10%あるいは6,900μg/cm2以下においてほとんどなし 光毒性(光刺激性):ほとんどなし 光感作性:ほとんどなし このような結果となっており、化粧品配合量および通常使用下において、一般に安全性に問題のない成分であると考えられます。
化学的特性
gamma-Decalactone is present in a wide
variety of foods and is an almost colorless liquid with an intensely fruity odor,reminiscent of peaches. It is used in perfumery for heavy, fruity flower odors and
in aroma compositions, particularly peach flavors.
天然物の起源
Reported found in peach, apricot and strawberry aroma. Also reported in butter, milk, beer, rum, red and white
wine, mango, bilberry, plums, prunes, guava, peach, strawberry fruit and cheeses.
使用
γ-Decalactone may be used as an analytical reference standard for the quantification of the analyte in fruit beverages using different chromatography techniques.
製造方法
Naturalγ-decalactone is produced biotechnologically starting from ricinoleic
acid, which is degraded by β-oxidation to 4-hydroxydecanoic acid, which
lactonizes at lower pH to yield γ-decalactone
一般的な説明
γ-Decalactone is a flavor and fragrance compound, which finds applications in food and beverage industry.
参考文献
- 有限会社久光工房(-)「γ-デカラクトン」Cosmetic-Info.jp, 2025年12月20日アクセス.
- ⌃堀内 哲嗣郎(2010)「基礎的な合成香料素材」香り創りをデザインする -調香の基礎からフレグランスの応用まで-,252-315.
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- 奥田 治, 他(2000)「香調の表現および分類」香料と化粧品の科学,51-53.
- 兼井 典子(2003)「香りの化学」化学と教育(51)(2),86-88. DOI:10.20665/kakyoshi.51.2_86.
- 長谷川香料株式会社(2013)「フレグランスの分類と原料」香料の科学,124-127.
- 福井 寛(2010)「化粧品におけるにおい・香り」におい・かおり環境学会誌(41)(2),110-118. DOI:10.2171/jao.41.110.
γ-デカノラクトン 上流と下流の製品情報
原材料
準備製品