安全データシート

α-アミルシンナムアルデヒド

改訂日:2024-01-24版番号:1

1. 化学品及び会社情報

製品識別子

  • 製品名: α-アミルシンナムアルデヒド
  • CB番号: CB2169958
  • CAS: 122-40-7
  • EINECS番号: 204-541-5
  • 同義語: アミルシンナミックアルデヒド,α-アミルシンナムアルデヒド

物質または混合物の関連する特定された用途、および推奨されない用途

  • 関連する特定用途: セッケン,洗剤などの調合香料
  • 推奨されない用途: なし

会社ID

  • 会社名:Chemicalbook
  • 住所:北京市海淀区上地十街匯煌国際1号棟
  • 電話:010-86108875

2. 危険有害性の要約

GHS分類

分類実施日
GHS改訂4版を使用
平成24年。政府向けGHS分類ガイダンス(H22.7版)を使用
健康に対する有害性
皮膚感作性   区分1
皮膚腐食性/刺激性   区分2
環境に対する有害性
オゾン層への有害性   分類実施中
水生環境有害性 (長期間)   分類実施中
水生環境有害性 (急性)   分類実施中

2.2 注意書きも含むGHSラベル要素

絵表示
GHS07GHS09
注意喚起語
警告
危険有害性情報
H411 長期継続的影響によって水生生物に毒性。
H317 アレルギー性皮膚反応を起こすおそれ
注意書き
安全対策
P273 環境への放出を避けること。
P272 汚染された作業衣は作業場から出さないこと。
P261 粉じん/煙/ガス/ミスト/蒸気/スプレーの吸入を避けること。
P280 保護手袋を着用すること。
応急措置
P391 漏出物を回収すること。
P333 + P313 皮膚刺激又は発しん(疹)が生じた場合:医師の診断/手当てを受けること。
P302 + P352 皮膚に付着した場合:多量の水で洗うこと。
廃棄
P501 内容物/容器を承認された処理施設に廃棄すること。

2.3 他の危険有害性

なし

3. 組成及び成分情報

  • 化学物質・混合物の区別: 化学物質
  • 別名: α-Amylcinnamaldehyde
  • 化学特性(示性式、構造式 等): C14H18O
  • 分子量: 202.29 g/mol
  • CAS番号: 122-40-7
  • EC番号: 204-541-5
  • 化審法官報公示番号: 3-2657
  • 安衛法官報公示番号: -

4. 応急措置

4.1 必要な応急手当

一般的アドバイス
医師に相談する。 この安全データシートを担当医に見せる。
吸入した場合
吸い込んだ場合、新鮮な空気の場所に移す。 呼吸していない場合には、人工呼吸を施す。 医師に相談する。
皮膚に付着した場合
石けんと多量の水で洗い流す。 医師に相談する。
眼に入った場合
予防措置として、水で眼を洗浄する。
飲み込んだ場合
意識がない場合、口から絶対に何も与えないこと。 口を水ですすぐ。 医師に相談する。

4.2 急性症状及び遅発性症状の最も重要な徴候症状

もっとも重要な既知の徴候と症状は、ラベル表示(項目2.2を参照)および/または項目11に記載されている

4.3 緊急治療及び必要とされる特別処置の指示

データなし

5. 火災時の措置

5.1 消火剤

適切な消火剤
水噴霧、耐アルコール泡消火剤、粉末消火剤、二酸化炭素を使用すること。

5.2 特有の危険有害性

炭素酸化物

5.3 消防士へのアドバイス

消火活動時には必要に応じて 自給式呼吸装置を装着する。

5.4 詳細情報

データなし

6. 漏出時の措置

6.1 人体に対する注意事項、保護具及び緊急時措置

保護具を使用する。 蒸気、ミスト、またはガスの呼吸を避ける。 十分な換気を確保する。個人保護については項目 8 を参照する。

6.2 環境に対する注意事項

安全を確認してから、もれやこぼれを止める。 物質が排水施設に流れ込まないようにする。 環境への放出は必ず避けなければならない。

6.3 封じ込め及び浄化の方法及び機材

不活性の吸収材に吸収させ、有害な廃棄物として処分する。 廃棄に備え適切な容器に入れて蓋をしておく。

6.4 参照すべき他の項目

廃棄はセクション13を参照。

7. 取扱い及び保管上の注意

7.1 安全な取扱いのための予防措置

皮膚や眼への接触を避けること。 蒸気やミストの吸い込みを避けること。注意事項は項目2.2を参照。

7.2 配合禁忌等を踏まえた保管条件

容器を密閉し、乾燥した換気の良い場所に保管する。 一度開けた容器は注意深く再度密封し、漏れを避けるためまっすぐ立てておく。推奨された保管温度 2 - 8 °C空気に反応する。

7.3 特定の最終用途

項目1.2に記載されている用途以外には、その他の特定の用途が定められていない

8. ばく露防止及び保護措置

8.1 管理濃度

コンポーネント別作業環境測定パラメータ
許容濃度が設定されている物質を含有していない。

8.2 曝露防止

適切な技術的管理
十分な衛生的作業を行い安全規定に従って取扱う。 休憩前や終業時には手を洗う。
保護具
眼/顔面の保護
顔面シールドおよび保護メガネ NIOSH(US)またはEN 166(EU)などの適切な政府機関の規
格で試験され、認められた眼の保護具を使用する。
皮膚及び身体の保護具
手袋を着用して取扱う。 使用前に、必ず手袋を検査する。 (手袋外面に触れずに)適切に手袋
を脱ぎ、本製品の皮膚への付着を避ける。 適用法令およびGLPに従い、使用後に汚染手袋を廃
棄する。 手を洗い、乾燥させる。
選ばれた防護手袋は、EU指令2016/425の仕様と、それから派生する規格EN374を満たすもので
なければならない。
身体の保護
化学防護服, 特定の作業場に存在する危険物質の濃度および量に応じて、保護装置のタイプを選
択しなければならない。
呼吸用保護具
リスクアセスメントによりろ過式呼吸用保護具が適切であると示されている場所では、工学的
制御のバックアップとして、多目的直結式(US)またはABEK型(EN14387)呼吸用保護具カ
ートリッジ付き全面形呼吸用保護具を使用する。呼吸用保護具が唯一の保護手段である場合、
全面形送気マスクを使用する。 NIOSH(US)またはCEN(EU)などの適切な政府機関の規格
で試験され、認められた呼吸用保護具および部品を使用する。
環境暴露の制御
安全を確認してから、もれやこぼれを止める。 物質が排水施設に流れ込まないようにする。 環
境への放出は必ず避けなければならない。

9. 物理的及び化学的性質

物理的状態

形状
常温で液体である(1013 mbar/20℃)。(GESTIS(Access on Aug. 2012))
淡黄~黄色(有機化合物辞典 (1985))
臭い
ジャスミンを思わせる香気(有機化合物辞典 (1985))
臭いのしきい(閾)値
データなし。
pH
データなし。

融点・凝固点

データなし。

沸点、初留点及び沸騰範囲

174-175℃(Ullmanns(E) (6th, 2003))

引火点

113(CC)℃(MSDS (Sigma-Aldrich) (Access on Aug. 2012))

蒸発速度(酢酸ブチル=1)

データなし。

燃焼性(固体、気体)

データなし。

燃焼又は爆発範囲

データなし。

蒸気圧

0.00431 mmHg(25℃)(HSDB (2012))

蒸気密度

データなし。

比重(相対密度)

0.971g/cm3(Ullmanns(E) (6th, 2003))

溶解度

エタノール、有機溶媒に易溶、水、グリセリン、プロピレングリコールに不溶。(有機化合物辞典 (1985))
水:5.03 mg/L at 25℃(SRC Phys Prop (Access on Aug. 2012))

n-オクタノール/水分配係数

4.7(HSDB (2012))

自然発火温度

データなし。

分解温度

データなし。

粘度(粘性率)

データなし。

10. 安定性及び反応性

10.1 反応性

データなし

10.2 化学的安定性

推奨保管条件下では安定。

10.3 危険有害反応可能性

データなし

10.4 避けるべき条件

データなし

10.5 混触危険物質

強塩基類, 強酸化剤

10.6 危険有害な分解生成物

火災の場合:項目5を参照
その他の分解生成物 - データなし
有害な分解生成物が火があるとき生成される。 - 炭素酸化物

11. 有害性情報

急性毒性

経口
ラットのLD50値は3730 mg/kg(USEPA/HPV (2005))に基づき、JIS分類基準の区分外(国連分類基準の区分5に相当)とした。GHS分類:区分外
経皮
ウサギに2000 mg/kg bwを投与し、死亡例はなくLD50値は>2000 mg/kgとの報告(USEPA/HPV (2005))により、区分外とした。GHS分類:区分外
吸入:ガス
常温で液体(At 1013 mbar/20℃: liquid(GESTIS(Access on Aug. 2012))である。GHS分類:分類対象外
吸入:蒸気
データなし。GHS分類:分類できない
吸入:粉じん及びミスト
データなし。GHS分類:分類できない

皮膚腐食性及び刺激性

ヒトに対して重度の皮膚刺激物(severe skin irritant)であるとの記載(HSDB (2012))に加え、List 3の知見であるが、ウサギの皮膚に100 mgを24時間適用したドレイズ試験で刺激性は重度(severe)との報告(RTECS (2011))もあり、区分2とした。GHS分類:区分2

眼に対する重篤な損傷性又は眼刺激性

データなし。GHS分類:分類できない

呼吸器感作性

データなし。GHS分類:分類できない

皮膚感作性

Contact Dermatitis (Frosch) (5th, 2011)(List1相当)に接触アレルギー物質として掲載されていることから、区分1とした。なお、ドイツDFGの分類で感作性物質としてShマークが付されている(MAK/BAT (2011))。また、ヒトで本物質が含まれるクリーム剤をα-アミルシンナミルアルコールと併用し、しばしばアレルギー反応が生じ、本物質に対し反応を示したヒトの中で特に顕著な例では、頑固な慢性湿疹が認められた(HSDB (2012))ことが報告されている。 GHS分類:区分1

生殖細胞変異原性

マウスの骨髄を用いたin vivo小核試験(体細胞in vivo 変異原性試験)で陰性(USEPA/HPV (2005))の報告に基づいて、区分外とした。なお、 in vitro試験としては、エームス試験で陰性の結果(USEPA/HPV (2005))が報告されている。GHS分類:区分外

発がん性

データなし。GHS分類:分類できない

生殖毒性

データなし。GHS分類:分類できない

特定標的臓器毒性(単回ばく露)

ウサギに2000 mg/kg bwを経皮投与し、死亡例はなく毒性の証拠が見出されなかった(USEPA/HPV (2005))ことから、経皮経路では区分外に相当する。また、ラットに経口投与した試験の所見として、抑制症状、および眼と鼻周囲のポルフィリン様沈着の記載のみで、LD50値は3730 mg/kgと報告されている(USEPA/HPV (2005))が、詳細不明であり、かつ、吸入投与のデータはなく、特定標的臓器毒性(単回暴露)の分類としては「分類できない」とした。 GHS分類:分類できない

特定標的臓器毒性(反復ばく露)

ラットの14週間混餌投与毒性試験で、高用量の4000 ppm(雄287.3mg/kg, 雌320.3mg/kg)群において肝臓及び腎臓の重量が増加したが、関連する病理組織学的な変化を伴わず、また、摂餌量、血液学的検査、血清分析、尿検査等のその他の検査項目で対照群との間に差は認められなかった(USEPA/HPV (2005))。この結果から、影響がみられた高用量の4000 ppmはガイダンス値範囲を超えているため、経口経路では区分外に相当するが、他の投与経路(吸入、経皮)ではデータがなくその影響も不明のため、特定標的臓器毒性(反復暴露)の分類としては「分類できない」とした。 GHS分類:分類できない

吸引性呼吸器有害性

データなし。GHS分類:分類できない

12. 環境影響情報

12.1 生態毒性

魚毒性
LC50 - Danio rerio (ゼブラフィッシュ) - 3 mg/l - 96 h
(OECD 試験ガイドライン 203)
ミジンコ等の水生無脊 椎動物に対する毒性
EC50 - Daphnia magna (オオミジンコ) - 1.1 mg/l - 48 h
藻類に対する毒性
EC50 - 藻類 - 1.89 mg/l - 72 h

12.2 残留性・分解性

生分解性
結果: - 易分解性。
(OECD テスト ガイドライン 301B)

12.3 生体蓄積性

データなし

12.4 土壌中の移動性

データなし

12.5 PBT および vPvB の評価結果

化学物質安全性評価が必要ではない/行っていないため、PBT/vPvB評価データはない。

13. 廃棄上の注意

13.1 廃棄物処理方法

製品
免許を有する廃棄物処理業者に、余剰物で再使用不可の溶液として処理を依頼する。汚染容器及び包装製品入り容器と同様に処分する。

14. 輸送上の注意

14.1 国連番号

ADR/RID (陸上規制): 3082    IMDG (海上規制): 3082    IATA-DGR (航空規制): 3082

14.2 国連輸送名

Amylcinnamaldehyde)
IATA-DGR (航空規制): Environmentally hazardous substance, liquid, n.o.s. (α-
Amylcinnamaldehyde)
IMDG (海上規制): ENVIRONMENTALLY HAZARDOUS SUBSTANCE, LIQUID, N.O.S. (α-
Amylcinnamaldehyde)
ADR/RID (陸上規制): ENVIRONMENTALLY HAZARDOUS SUBSTANCE, LIQUID, N.O.S. (α-

14.3 輸送危険有害性クラス

ADR/RID (陸上規制): 9    IMDG (海上規制): 9    IATA-DGR (航空規制): 9

14.4 容器等級

ADR/RID (陸上規制): III IMDG (海上規制): III IATA-DGR (航空規制): III

14.5 環境危険有害性

該当
ADR/RID: 該当 IMDG 海洋汚染物質(該当・非該当): IATA-DGR (航空規制): 該当

14.6 特別の安全対策

14.7 混触危険物質

EHSマーク(ADR 2.2.9.1.10, IMDGコード 2.10.3)5 kg / L 以下で、危険物クラス 9 に該当しないパッケー
危険物(液体 >5Lまたは固体 >5kg)を有する内装容器を含む、単一容器および複合容器に必要とされる
詳細情報
強塩基類, 強酸化剤

15. 適用法令

消防法

第4類引火性液体、第三石油類非水溶性液体

16. その他の情報

略語と頭字語

TWA: 時間加重平均
STEL: 短期暴露限度
RID: 鉄道による危険物の国際運送に関する規則
LD50: 致死量 50%
LC50: 致死濃度 50%
IMDG: 国際海上危険物
IATA:国際航空運送協会
EC50: 有効濃度 50%
CAS: ケミカルアブストラクトサービス
ADR: 道路による危険物の国際輸送に関する欧州協定

参考文献

【1】労働安全衛生法 ウェブサイト https://www.mhlw.go.jp
【2】化学物質審査規制法(化審法)https://www.env.go.jp
【3】化学物質排出把握管理促進法(PRTR法) https://www.chemicoco.env.go.jp
【4】NITE化学物質総合情報提供システム (NITE-CHRIP)https://www.nite.go.jp/
【5】カメオケミカルズ公式サイト http://cameochemicals.noaa.gov/search/simple
【6】ChemIDplus、ウェブサイト http://chem.sis.nlm.nih.gov/chemidplus/chemidlite.jsp
【7】ECHA - 欧州化学物質庁、ウェブサイト https://echa.europa.eu/
【8】eChemPortal - OECD 化学物質情報グローバルポータル、ウェブサイトhttp://www.echemportal.org/echemportal/index?pageID=0&request_locale=en
【9】ERG - 米国運輸省による緊急対応ガイドブック、ウェブサイトhttp://www.phmsa.dot.gov/hazmat/library/erg
【10】有害物質に関するドイツ GESTIS データベース、ウェブサイトhttp://www.dguv.de/ifa/gestis/gestis-stoffdatenbank/index-2.jsp
【11】HSDB - 有害物質データバンク、ウェブサイト https://toxnet.nlm.nih.gov/newtoxnet/hsdb.htm
【12】IARC - 国際がん研究機関、ウェブサイト http://www.iarc.fr/
【13】IPCS - The International Chemical Safety Cards (ICSC)、ウェブサイトhttp://www.ilo.org/dyn/icsc/showcard.home
【14】Sigma-Aldrich、ウェブサイト https://www.sigmaaldrich.com/
免責事項:

本MSDS中の情報は指定された製品にのみ適用され、特に規定がない限り、本製品とその他の物質の混合物には適用されません。本MSDSは、製品使用者の適切な専門的なトレーニングを受けた者にのみ製品安全情報を提供します。本MSDSの使用者は、本SDSの適用性について独自に判断しなければならない。本MSDSの著者は、本MSDSの使用によるいかなる傷害にも責任を負わない。

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